ピースとハイライトとpopeye

年末のNHK紅白歌合戦でサザンの歌った「ピースとハイライト」がネット上で話題になってるそうだ。

 


サザンオールスターズ - ピースとハイライト - YouTube

 

無期限活動休止宣言から5年経過し復活したPVの見事なまでのハズし方は記憶に新しい。

こうしたいたずらぶりの片鱗をデビューの頃に探ってみた。

 

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1976年

6月

雑誌popeyeが創刊される。アメリカのファッションや文化、生活様式を紹介し若者文化を牽引する。(←この言い回しが既にカビ臭い)60年代東部アイビーファッションと異なり、サーフィンやUCLAに代表される西海岸の自由で開放的な風潮はMEN'S CLUBの「街のアイビーリーガース」でのくろすとしゆき氏による三つ釦上二つがけのヘリンボーンスーツのズボンは4センチ以上の折り返しがなければならない、所謂「ねばならぬ」呪縛から解き放たれた感に満ち溢れていた。

この年の2月にはイーグルスが来日しており、雑誌でも採り上げられていたと記憶する。

 

1977年

芸能界マリファナ汚染事件で逮捕者

勝手にしやがれ / 沢田研二

渚のシンドバッド / ピンクレディー

 

1978年

1月TBSザ・ベストテン番組開始

4月VANジャケットが会社更生法申請 / キャンディーズが解散

6月サザンオールスターズがデビュー

ザ・ベストテンへの登場では上は裸でジョギングパンツ一丁でライブ会場からの中継だった、のちにスタジオ初出演のときはタンクトップ着てたけど。

まあ今でいえば金爆みたいな立ち位置かと思ったね。

 

こうしたハズし方が計算されたものか天性のものなのか、サザンの音楽性やメッセージ性、政治色の強い歌詞はともあれ、デビューからずっと相変わらずカッコワルイ大人の代表であると思うのだけれど、これに対して

 

本当のリベラリズムは…仏やヒトラーの独へ行って勉強されてから発言されるべき」

「なんちゃってリベラル」などとつぶやく青山繁晴は肩に力入りすぎだしむしろ滑稽に映るのは私だけだろうか。